猫の腎臓病。我が家の猫のリアルな数値と、グラフで見えた糖尿病が与えた数値への影響

腎臓病

今回は我が家の猫の腎臓病事情のお話です。

我が家はドロンもレオンも腎臓病。ドロンが2022年、レオンが2023年からです。腎臓の数値が悪くなってからの記録をまとめます。

腎臓病とその数値、治療について

はじめに猫の腎臓病について、調べたことを簡単にまとめます。

猫の腎臓は「急性」と「慢性」がありますが、腎臓の機能が3ヶ月以上低下した状態を「慢性腎臓病」と呼びます。

腎臓は、血液から不要な老廃物(ゴミ)を取り除き、尿として体から出す大切な役割を担っています。しかし、この機能が低下すると尿をうまく濃縮できなくなり、薄い尿を大量に出してゴミを流そうとするため、猫はたくさん水を飲み、たくさん尿をする「多飲多尿」の状態になります。

初期症状:脱水・多飲多尿

この症状が見られたときには既にステージ2になっています。ですので、健康診断などを受けていた場合は、さらに早期発見が出来るということです。

猫が腎臓病になる確率は10歳で30~40%、15歳で50~80%という高い確率でかかっています。

血液検査でチェックしたい主な項目:

SDMA       :最も早く異常に気づける最新の指標

クレアチニン(CRE): 腎臓のろ過機能のバロメーター

尿素窒素(BUN) : 体内に溜まったゴミの量

リン・カルシウム : 進行度や合併症の判断基準

腎臓のステージについて

腎臓病には1~4のステージがあります。クレアチニンの数値で分類されます。

ステージ1 軽度:CRE 1.6  特に症状はなし。水を飲ませる工夫を。この時すでに失われている腎機能66%以上

ステージ2 中度:CRE 1.6 – 2.8、多飲多尿の症状が見られる。療法食検討開始。失われている腎機能75%以上

ステージ3 重度:CRE 2.9 – 5.0 食欲不振、体重減少、嘔吐などの症状が増える。薬や点滴が必要。失われている腎機能90%以上

ステージ4 末期:CRE >5.0 重篤な症状が見られ、管理が難しい。穏やかに過ごせる工夫が必要。失われている腎機能95%以上

クレアチニン(CRE)は腎臓の機能が75%失われないと数値が上がりませんが、「SDMA」は25〜40%失われた段階で反応するようです。

定期検診での血液検査による早期発見が、愛猫の寿命を左右します。完治は難しい病気ですが、早くから治療を開始することで、進行を遅らせ穏やかな時間を延ばすことが可能です。

こんなに穏やかで可愛い瞬間を見続けることが出来ます

我が家の猫の腎臓の数値

腎臓の数値が悪くなってから、これまでの検査結果を表にしました。

<ドロンの腎臓の数値>

SDMA尿素窒素
(BUN
クレアチニン
(Cre)
リンカルシウム備考
日付/基準値11以下17.6~32.80.90~2.102.6~6.08.8~11.9
2022/7545.92.40
2023/1945.02.09
2023/383.72.40
2023/362.12.17
2023/71254.32.08食欲不振・嘔吐
2023/8120.86.20血糖値が不安定
2023/877.03.51などが、続いて
2023/864.43.05点滴治療に
2023/990.53.55通っていた頃
2023/1076.42.84の数値です
2023/1068.23.29
 2023/10133.73.877.510.5転院後
2023/1159.12.542.311.4
2024/465.32.481.79.7
2024/662.92.871.610.9
2024/1259.53.062.410.2
2025/555.13.152.510.6
2025/750.32.432.811.7インスリン変更後
2026/155.62.373.710.6

※「SDMA」は以前の病院では検査項目に入っていましたが、転院後は入っていません。転院後はすでに腎臓の数値が悪化していたため、その後は「BUN」と[CRE」及び「リン」「カルシウム」で総合的に判断してくれているのではないかと思います。

表を見ると、2023年夏頃は、糖尿病の悪化に伴い数値が跳ね上がりましたが、転院後の療法食やインスリン変更などで現在は安定しています。

こうしてみてみると、ドロンは基本的にはステージ2だと思われます。CRE値は糖尿びょうの影響が大きく、血糖値の数値がが悪化したときにそれにともなって上がっています。以前の病院では数値が上がったときにステージ3だと言われましたが、転院して治療法を探って、今が安定している。この状況を見ると、これは一時的に上がっているだけで、ステージ3にはなっていなかったのでは?と思います。だからこそ元気に走るようになったし、よくしゃべるようになっています。

何か言いたげな顔をしているドロン

今振り返ってみても、2023年は「この先、ドロンはどうなってしまうんだろう」と不安で不安でたまらない日々でした。以前の記事でも書きましたが、ドロンは日に日に痩せていき、触れると柔らかかったはずの体は、骨がゴツゴツと感じられるほどに。
「なぜこんなことになってしまうのか」と理由も分からず、ただ焦るばかりでしたが、「このままではいけない」と転院を決意しました。あの時の決断が、当時は想像もできなかった——「今では元気に文句まで言うようになった今のドロンを連れてきてくれたのだ」と感じています。

<レオンの腎臓の数値>

SDMA尿素窒素
(BUN)
クレアチニン
(Cre)
リンカルシウム備考
日付/基準値11以下17.6~32.80.90~2.102.6~6.08.8~11.9
2023/03922.51.34
 2023/1134.22.273.29.8転院後
2024/0330.22.122.79.8
2024/0932.52.463.09.9
2025/0336.02.113.99.7
2025/1035.82.353.710.2

レオンは腎数値はドロンに比べるとまだまだ低い数値です。基準値を少し出たところです。ドロンと同じくステージ2の段階です。ドロンよりもBUN値は低く、ゴミの量は少ないようです。

ドロンもレオンもこのままの数値をキープ出来るように食事管理をしながら様子を見守ります。

何処にでもついてくる、まだまだ元気いっぱいのレオン

まとめ

基準値レオンドロン
BUN17.6~32.830〜35 前後50〜60 前後レオンの方が圧倒的に「体内のゴミ」が少ない状態。
CRE0.90~2.102.1〜2.4 前後2.1〜2.8 前後
(糖尿病悪化時期を除く)
ここは二人とも「ステージ2」の範囲で、大きな差はない。

数値だけみれば、CRE値はどちらもステージ2だといえます。BUN値はレオンの方が低くすごくいい状態を保てているといえます。ドロンはやはり糖尿病の影響を受けてしまうので、しょうがないと思います。

数値はあくまでも現状を知ることであって、その状態の時にどうしたらいいか病院の先生と相談しながら対応していくこと。多飲多尿を見守りながら、食事がしっかり取れているか、元気に文句を言っているかどうか。

猫の体質や持病によって、『その子なりのベストな数値』があるんだと実感しています。

仲良く寄り添って寝るレオンとドロン

ドロンもレオンも今は同じように自己主張をして甘えてきます。今では毎日悩ましいぐらい。おとなしかった頃が懐かしいです。

次回は、この数値を安定させるために我が家が試行錯誤してきた『療法食』や、これからの希望である『最新治療』についてお話ししたいと思います。

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