前回はインスリン変更の決断をするまでのお話でした。今回は、変更後の試行錯誤の記録です。 ずっと「老猫だから、病気だから」と諦めていたドロンの姿が、インスリンを変えたことで劇的に変わりました。「お喋り」をして、「走り回る」ようになったドロン。 その元気を取り戻すまでを振り返ります。
インスリン変更を決断。ランタスからレベミルへ
変更当日は血糖値の曲線を取るために、半日入院を2日間しました。
<10倍に希釈したレベミル投与 血糖値の曲線> (基準範囲71~148)
| 9:00 | 11:00 | 13:00 | 16:00 | 18:00 | |
| 1日目 10メモリ | 460 | 393 | 130 | 38 | 36 |
| 2日目 5メモリ | 592 | 584 | 488 | 404 | 556 |
初日に10倍に希釈したレベミルを10メモリ投与して血糖値が38になった時間がありました。そのため夜のインスリンはは5メモリから始めることになりました。
2日目の半日入院も5メモリを投与しました。半日通して血糖値は400以上で高血糖を維持している状態でしたが、このまま5メモリを続けて2週間様子を見ることになりました。
しかし、1週間様子を見たところで尿の量も多いし、ご飯を食べなくなり体調が悪くなったので、病院へ行き検査をした結果、血糖値は600越。吐き気止めと点滴もしてもらいました。
その日から7メモリにして2週間様子を見ることになりました。
尿の量は少し減ったかな?ぐらいで、食欲がない日もありました。5メモリの時より体調は良さそうでしたが、食欲があるとまでは言えませんでした。
<7メモリをを1日朝夜2回、2週間継続した検査結果>
血糖値 600越 (基準範囲71-148)
糖化アルブミン 62.3 (基準範囲20~30)
良くない結果。吐き気止めと点滴、食欲増進剤も投与してもらいました。
先生から「数値が高すぎるため、10メモリにする」という提案をされました。
しかし、「ご飯を食べない日もあり、入院当日同じ量で低血糖になった事もあるので」と、「9メモリは?」と提案してみると、「それで1度様子を見ましょう」と言うことになりました。
9メモリで2週間様子を見ました。その間、尿の量も多くなく前よりは良さそうでしたが、体調はあまり変化を感じるほどではありませんでした。
<9メモリを1日朝夜2回、3週間継続した結果>
血糖値 498(基準範囲71-148)
糖化アルブミン値 51(基準範囲20~30)
「高血糖を維持しているため、インスリンの量を増やした方がいい、10メモリで低血糖になったことはあるが、現状1メモリあげたぐらいでは変化がなさそうなので、11メモリにしたい。」と提案されました。
11メモリで、3週間様子を見ることになりました。

みるみる元気に!本当はだるくて動けなかった
変更してから食欲が増し、走るようにもなりました。体調は目に見えてよさそう。よくしゃべるようにもなりました。この量が合っているのかも。
もしかしたら、以前のインスリンでは低血糖ぎみの状態が結構あったのかも知れません。ほとんど動かず、寝てばかりいました。ドロンは元々おとなしいし、もう老猫だし、糖尿病だし、腎臓病なので、そういう状態なのは仕方がないのかなと考えていました。
トイレハイになって走って爪を元気よく研いでいる今の姿を見ると、インスリンの量があっておらず、低血糖ぎみで体がだるくて動くのもしんどいなって言う状態だったんだなと…
「おとなしいんじゃなくて、しんどかったんだね。気づいてあげられなくてごめんね」
数値よりも何よりも、その姿こそがドロンの「正解」を教えてくれました。
<11メモリを1日朝夜2回、3週間継続した結果>
血糖値 117(基準範囲71-148)
糖化アルブミン値 30.9(基準範囲20~30)
結果を受けての今後のインスリンの量は今まで通り11メモリ。
先生との話し合いでは、糖化アルブミン値は範囲外で高いが、量を増やすにはピンポイントの血糖値が低すぎる。
9メモリで高血糖だったことから減らすなら10メモリだが、また高血糖になって辛そうになるのも嫌なので、しばらく現状維持で様子を見ることにしました。
ランタス2単位を朝夜2回注射していた時は定点の血糖値が38の時があったので、それに比べれば低血糖のリスクは少ないのではと思いました。
【インスリン経過まとめ】
| 投与量 | 期間 | 血糖値 (基準範囲71~148) | 糖化アルブミン (基準範囲20~30) |
|---|---|---|---|
| 5メモリ | 約1週間 | 600越 | |
| 7メモリ | 約2週間 | 600越 | 62.3 |
| 9メモリ | 約2週間 | 498 | 51 |
| 11メモリ | 約3週間 | 117 | 30.9 |

ついに安定?ドロンの体に合った量を探し続けて
様子を見ながら11メモリを3週間継続した後に検査。
今回の結果
血糖値 88(基準範囲71-148)
糖化アルブミン値 28.3(基準範囲20~30)
先生はピンポイント血糖値がわりと低血糖よりなのに、糖化アルブミン値が基準範囲内ですが高めなので、血糖値と、糖化アルブミン値の関係性が不一致で「???」でした。
しかし、ピンポイント血糖値がこの値では量は増やせないので、このまま11メモリを継続することになりました。
たまにご飯を食べなくなるときがあったので、「ご飯を食べない時は低血糖のリスクがあるが、その時は10メモリにするのはありですか?」と聞いたら、「検査をするときは影響が出るので、あまり良くない」と。それ以外なら、ありだと言われました。
10メモリにすることはなく、約1ヶ月後、再度検査をしました。
血糖値 101(基準範囲71-148)
糖化アルブミン値 29.8(基準範囲20~30)
1ヶ月の間たまに尿が多い日もあると伝えましたが、「現時点で血糖値が中間値なので、これ以上インスリンの量を増やして低血糖になるよりは現状維持が無難」と先生から言われました。
糖化アルブミン値は範囲内を維持しているので、インスリンの量はこのまま11メモリを継続して、次の検査は3ヶ月後になりました。

<検査まとめ>(※検査は毎回、朝のインスリンを打って約8時間後にしています)
| 投与量 | 期間 | 血糖値 (基準範囲71~148) | 糖化アルブミン (基準範囲20~30) |
|---|---|---|---|
| 11メモリ | 約3週間 | 88 | 28.3 |
| 11メモリ | 約1ヶ月 | 101 | 29.8 |
ピンポイント血糖値は高くないが、糖化アルブミン値が高い状態でキープしています。
ランタスを1単位にしたときは血糖値も高く、糖化アルブミン値も高かった。その時の糖化アルブミン値とあまり変わらないのが謎です…..
先生も首を傾げる数値の矛盾。これで安定と言えるのか少し疑問ですが、目の前のドロンが走っている。その事実を信じることにしました。
しばらくは様子を見守りたいと思います。
次回は糖尿病にかかる費用の話です。


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