前回は糖尿病と診断されてから日々の固定費、定期的な通院費用についてまとめました。今回はもし、その前からペット保険に入っていたら違っていたのかどうか、ということを検証するためにまとめました。
これから保険に入るかどうか迷っている方の一つの目安としていただけたらと思います。
「しにあ保険」に入っていたとしたら・・・
2021年から2025年までにかかった総費用 933,886円
改めて数字だけ見ると、なかなかの費用です。
5年間の費用を計算してみて、思ったのが『保険に入っていれば…』ということ。でも、我が家の場合をシミュレーションしてみると、意外な事実が見えてきました。
ペット保険に入っていたと仮定して表を作ってみました。
保険の種類:「アニコム「どうぶつ健保しにあ50%」(入院・手術のみ)」
期間:2021/1/1(10歳)~2025/12/31(15歳)の6年間
※保険加入時はけんこうだったと仮定します。
【しにあ保険50%のシミュレーション表】
※横にスライドしてご覧ください
| 更新年月 | 年齢 | 保険料 (年払) | 受取保険金 (通院) | 通院費用 | 入院回数 | 受取保険金50% (入院) | 入院費用 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2020年1月 | 10歳 | 12,760円 | 0円 | 115,071円 | 1回 | 10,000円 | 125,422円 |
| 2021年1月 | 11歳 | 13,790円 | 0円 | 115,071円 | 1回 | 10,000円 | 27,500円 |
| 2022年1月 | 12歳 | 14,960円 | 0円 | 114,378円 | |||
| 2023年1月 | 13歳 | 15,650円 | 0円 | 297,059円 | |||
| 2024年1月 | 14歳 | 15,920円 | 0円 | 93,698円 | |||
| 2025年1月 | 15歳 | 16,130円 | 0円 | 139,198円 | 2回 | 10,780円 | 21,560円 |
| 【合計】 | – | 89,210円 | 0円 | 759,404円 | 30,780円 | 174,482円 |
◆保険料・割引について
入院に対して年間20日まで、1回上限10,000まで
手術に対して年2回まで1回100,000円まで
保険金額は1年単位で更新されます。
この保険は通院に対しては一切出ないので、全て自己負担になります。
参考ページアニコム「どうぶつ健保しにあ」

◆シミュレーション結果
「保険料」の合計額 89,210円
「通院」の合計額 759,404円
「入院」の合計額 174,482円
「受取保険金(通院)」の合計額 0円
「受取保険金50%(入院)」の合計額 30,780円
【保険に入っていた場合】
自己負担額759,404円+(174,482円–30,780円)+ 保険料(89,210円) =992,316円
【実費】 通院(759,404円) +入院(174,482円) = 933,886円
結果:58,430円の支払い増でした!
保険に入っていたら違っていたかもと思っていましたが、保険に入ってた方が出費が増えたという結果になりました。
通院もでる「ふぁみりい保険」に7歳から入っていたとしたら・・・
我が家のドロンが5年間で使った治療費。次は、もし7歳からペット保険に入っていたらどうなっていたか、ガチで計算してみました。
注目は、『あえて保険を使わなかった回数』です。20回を超えると翌年の保険料が跳ね上がるため、ギリギリの攻防を繰り広げたシミュレーションがこちら!
入った保険:アニコム「どうぶつ健保ふぁみりぃ50%」(通院・入院・手術)
期間:2017年(7歳)1/1から2025年(16歳)12/31まで9年間
※仮定の話なので、7歳の加入当時は健康体だったとします。
【ふぁみりい保険50%のシミュレーション表】
※横にスライドしてご覧ください
| 更新年月 | 年齢 | 保険(年払) | 割引適用 保険料 | 使用回数 /通院回数 | 受取 保険金50% (通院) | 通院費用 | 入院回数 | 受取 保険金50% (入院) | 入院費用 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2017年1月 | 7歳 | 31,050円 | 31,050円 | ||||||
| 2018年1月 | 8歳 | 33,140円 | 29,826円 | ||||||
| 2019年1月 | 9歳 | 35,640円 | 32,076円 | ||||||
| 2020年1月 | 10歳 | 38,490円 | 34,641円 | ||||||
| 2021年1月 | 11歳 | 41,710円 | 37,539円 | 12回/12回 | 48,351円 | 96,701円 | 2回 | 20,000円 | 152,922円 |
| 2022年1月 | 12歳 | 45,300円 | 45,300円 | 11回/11回 | 44,847円 | 89,694円 | |||
| 2023年1月 | 13歳 | 46,530円 | 46,530円 | 19回/22回 | 78,201円 | 177,984円 | |||
| 2024年1月 | 14歳 | 47,370円 | 47,370円 | 19回/37回 | 85,278円 | 238,293円 | |||
| 2025年1月 | 15歳 | 48,010円 | 48,010円 | 17回/17回 | 57,432円 | 114,864円 | 2回 | 10,780円 | 21,560円 |
| 2026年1月 | 16歳 | 8回/8回 | 36,169円 | 72,338円 | |||||
| 【合計】 | – | 367,240円 | 321,292円 | 350,277円 | 789,874円 | 30,780円 | 174,482円 |
◆保険料・割引について
通院・入院に対してそれぞれ年間20日まで、1回上限10,000まで
手術に対して年間2回まで、1回上限100,000円まで
※ 通院・入院日数・手術回数の保険使用回数が合計20回を超える場合は次年度の保険料が上がる仕組みです。
| 通院・入院日数/手術回数 | 率 | 判定(狙い目!) |
| 0回 | 10% 割引 | 健康ならここを目指す! |
| 1〜5回 | 5% 割引 | 軽い通院ならここ |
| 6〜19回 | 割増引なし | 糖尿病でもここを維持! |
| 20〜39回 | 20% 割増 | 要注意ライン! |
| 40回以上 | 50% 割増 | 保険料が跳ね上がる… |
参考ページはアニコム「どうぶつ健保ふぁみりぃ」
※今回の計算の場合、契約日が1月1日の設定
(保険料を決定する判定期間は、前々年の7/1から前年の6/30までになります。)
※今回は保険料が増額とならないように、19回まで使用したと仮定します。

◆シミュレーション結果
「保険料」の合計額 321,292円
「通院」の合計額 789,874円
「入院」の合計額 174,482円
「受取保険金(通院)」の合計額 350,277円
「受取保険金50%(入院)」の合計額 30,780円
【保険に入っていた場合】
自己負担額(789,874円+174,482円)-受取保険金(350,277+30,780円)+保険料(321,292円) =904,591円
【実費】 通院(789,874円) +入院(174,482円) = 964,356円
結果:59,765円の支払い減でした!
こちらの「どうぶつ健保ふぁみり」は、保険に入っていた方が出費が少なくすんだという結果になりました。
そろそろ高齢だし、まだ健康な7歳ぐらいのうちに保険に入っておくことが、良い選択だったようです。
まとめ
✦もし保険に入っていたら✦
【我が家のケース:シミュレーション結果】
「どうぶつ健保しにあ50%」 11歳から入っていた場合
結果:約5.8万円のマイナスでした!
(通院が出ないため、払った保険料の方が高くなった)
「どうぶつ健保ふぁみりぃ50%」7歳から入っていた場合
結果:約6万円のプラスでした!
(通院もしっかりカバーされるため、元が取れた計算!)
結果論ですが、ドロンのように通院がメインになる糖尿病の場合、7歳の頃から「どうぶつ健保ふぁみりい」のような通院補償があるタイプに入っておくのが、金銭的には一番賢い選択だったようです。

もちろん、これは「後から振り返れば」の話。
我が家は多頭飼いなので、もしレオンも同じ保険に入っていたら……と考えると、また結果は変わってきます。
人間でもそうですが、個体差はどうしてもあります。病気になるか、ならないかは分からないので。
保険で「安心」を買うか、貯金で「自由」に備えるか。どちらが正解かはその子の体質やご家庭の考え方次第です。
今回の数字が、皆さんの愛猫にぴったりの備えを考える一つの目安になれば嬉しいです
これまでは糖尿病についてまとめてきました。次回は腎臓病についてのお話をしていきたいと思います。

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