「こちらの記事は、前回の『病状悪化で思い切って転院(前編)』の続きです。前編をまだ読まれていない方は、まずはこちらからご覧ください。」
運命の転換点。同じ点滴なのに、ドロンが元気になった理由
その病院には過去にかかったことがありました。当時は予約も出来ず、待ち時間がものすごく長いので、かかりつけの病院にする事は無理だと思って、それ以来通っていませんでした。しかし、予約が出来るようになっていて、待ち時間が短くなっていました。
それに、今通っている病院は立ったまま処置してもらい、立ち話で終わっていた診察が、座ってゆっくり話をして診察をしてもらえるという状況にとても魅力を感じました。
家族と相談した結果、ドロンの状態もなかなか良くならない中、この状況をなんとかしたいと考え、思い切ってその病院に切り替えることにしました。

そして、今まで診てもらった過程の検査結果などの資料を持ち、1から検査をしてもらい、今の状況を説明してもらいました。
【転院初日の検査結果】
- 血糖値:600超え(基準値71~148)
- BUN:133.7(基準値:17.6〜32.8)
- クレアチニン:3.87(基準値:0.90〜2.10)
- 糖化アルブミン:38.3(基準値:20〜30)
脱水しているので、同じように点滴の処置をしてもらい、帰宅しました。本当にこれで良かったのかなと考えましたが、そのあとドロンが調子を戻してきました。
これが本当に不思議なんですが、以前春に調子を崩したときも同じようにこちらの病院で点滴をしてもらったんですが、その時も何故か元気になったんです。
同じ治療なのに???確かに点滴の料金は以前の病院は1,500円でこちらが2,750円とお高いのですが、何か点滴に特別なモノが入っているのかな?と思うくらい元気になったのです。ドロンにもこの病院が合っているのかもと思ってしまいました。

前の先生にはドロンの命を救っていただいた恩があり、今でも感謝しています。ただ、病状が悪化していく中で、当時の私にはどうしても拭えない不安がありました。
悩んでいる間の不安がドロンにも伝わっていたのかも知れません。これはあくまで我が家とドロンのケースであり、病院との相性の問題だったのかもしれません。
ほとんどを家で過ごす我が家の猫の場合、病院を選ぶ際は、車での移動もストレスがあり、移動時間が短時間になる近所の病院になります。住んでいる場所によっては動物病院があまりなく、その中から選択することになります。我が家は合う病院があってラッキーだったと思います。
兄弟猫を飼い始めたときは近所にあまり動物病院がなかったのです。転院した病院も、新しく開院していた病院でした。

食事への厳格な指示とインスリンの謎。「もっと早く」という後悔
以前通っていた病院では食事について特に指示はありませんでしたが、新しい病院では食事についても病院で案内してる療法食のみを与えて下さいという指示がありました。それでないと治療に影響が出るし、責任が持てないからだとおっしゃいました。
💡 私がこの「厳しさ」に信頼を感じた理由
- プロの徹底した管理: 数値を安定させるための強い責任感を感じた
- 迷いが消えた: 「これを食べさせればいい」と明確になり、気持ちが楽になった
- ドロンのため: 厳しい指示は、ドロンを本気で治そうとしてくれている証拠だと思えた
それに、猫が病院に来ることはストレスだということへの理解もあります。病気の説明もたくさんしてくれますし、疑問に思っていることもきちんと聞いて答えてくれます。私たちの要望も聞いて、話し合いの元治療の方針を決めれるので、信頼して診てもらっています。
「もっと早く決断していれば…ドロンにも辛い思いをさせずに済んだのに」と思いました。
インスリンは以前の病院で処方してもらっていた「ランタス」というインスリンを処方してもらいました。しかし、瓶が違ったので、転院先の先生も『……?』と不思議そうにしていました。その辺も、更に前の病院に対して不信感を増幅させました。
腎臓病についても以前の病院ではラプロスという薬を処方してもらい飲ましていましたが、それについての相談もしました。すると先生から返ってきたのは、意外すぎる言葉でした。
「(ラプロスは)どっちでもいいよ。うちの猫も与えてはいるけど、飲んだり飲まなかったりして、その辺に転がってたりするからね(笑)」
その言葉を聞いて、肩の力がふっと抜けました。そこまで重要な薬ではないのだなと感じましたので、ストレスはできるだけ排除したかったし、費用もできれば抑えたかったので、与えないことに決めました。

転院後、処方してもらったインスリン(ランタス)を投与して、2週間後にもう一度検査をしました。
【転院2週間後の検査結果】
- 血糖値 :600超→348(基準値71~148)
- BUN :133.7→59.1(基準値:17.6〜32.8)
- クレアチニン :3.87→2.54(基準値:0.90〜2.10)
- 糖化アルブミン:38.3→28.0(基準値:20〜30)
あんなに不安定だったインスリンも糖尿病猫なら許容範囲の300台に。糖化アルブミンは基準値内になり、腎数値も落ち着きました。同じインスリンのはずなんですが、これほどまでに変わると、やはりなにか違ったのかなと思わざるを得ません。
ドロンも平常を取り戻し、ようやく我が家も落ち着きを取り戻したかのように見えました。
しかしこの後。
順調に見えていたドロンの様子が、また以前と同じように調子を崩し始めてしまったのです。転院したのに同じ状況に……?
その後の話は、次回の記事で詳しくお伝えします。


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