第2回:突然の入院。そして退院後、自宅で始まった糖尿病治療

糖尿病のこと

前回の記事では、ドロンが突然「糖尿病」と宣告され、私たちの日常が一変したときのお話をしました。

今回は緊急入院し無事退院したのもつかの間。また入院する事になるまでの様子をお伝えします。

慣れない場所で心配。初めての入退院

12月26日から約3日間、ドロンは初めての入院を経験しました。

自宅でも、家族以外が家に入ってくるだけで家の奥の奥に隠れて出てこないドロンが、知らない場所で3日も過ごすなんて。精神的に大丈夫だろうか……。

面会に行き、撫でては「頑張ってね」と話しかける日々。入院中は少し落ち着いたのか、声は元気そうではありました。

入院2日目の夜から血糖値は200くらいで安定していたのに、(基準値は71~148ですが、糖尿病を患っている猫の血糖値は300くらいまでは許容範囲だそう)退院の日の朝は502と高かったようです。

インスリンを打っているのに血糖値が高い状態なので何が影響しているのか。

入院前のクリスマスの時期の写真
入院前のクリスマスの時

上の写真の時は、「これがして欲しいの?」という微妙な顔のドロン。この時はこんなことになるなんて、想像もしていなかった……

先生は「明日から病院がお休みなので家でインスリンを朝と夜の2回。決まった時間に1回3単位を注射するように」と。

まさか自分が注射を使ってインスリンを打つなんて、獣医でもなければ看護師でもない私が、そんなことできるの?と思いましたが、そんなことを考えている暇もなく……

先生にインスリンを注射器にとる方法、注射を刺す場所、やり方をその場で教えてもらい、試しに1度注射器で打つところまでやりました。

案の定失敗です。ちゃんと刺さっていませんでした。情けなさと不安でいっぱいになりました。

その時打ったのはインスリンではありませんでしたが、先生から言われたことは「失敗した時は再度打つことはしないで、次の決まった時間に打つように。インスリンが体内に多く入ってしまって低血糖になるから。」

「もし低血糖の症状が出た時はまずガムシロップで対応して病院に連れて行くように」とも言われ、緊急対応病院の連絡先をいただきました。

低血糖の緊急対応(先生からの教え)

  • 症状が出たら: まずはガムシロップを口に含ませる。
  • 絶対禁止: 「失敗したかも?」と思っても、インスリンの二度打ちは絶対ダメ
  • 即連絡: すぐに病院(夜間なら緊急病院)へ!

今は高血糖の状態だが、低血糖も危険だと知らされ、安定してくれることを願うしかなかった。

これから毎日出来るのだろうか?の不安と、やらなくてはの責任感。いろいろなことが頭を巡りました。

それから先生は、食事について「特に療法食ではなくても良いので、食べるものを与えてあげて下さい」と言われました。

不安だらけのスタート。自宅で始まったインスリン注射

退院後、年末年始は家でドロンが安心できる家で過ごせるという喜びもありましたが、病院はお休みなので、「何かあったらどしよう」という不安のほうが勝っていました。

当日の夜ご飯は、少し水を入れてあげると、よく食べました。便はカリカリで、尿の量は減っていました。

夜のインスリンの注射。ちゃんと打てるか不安でしたが、無事成功。

ドロンは普段からおとなしいので、注射の時も暴れずじっとしていてくれます。その点は本当に助かります。

病院が教えてくれた緊急対応を頭に入れつつ、何もなく無事に過ごせることを願って朝、晩インスリンを打ち、様子を見守りました。

毎日体がしんどいのか、必要最低限の行動だけで、横になっていることが多かったドロン。

改めて入院時の診療明細を見ると、たくさんの検査や注射、点滴で大変だったなって思いました。(明細は第5回に表で載せています)

「よく耐えて、よく頑張った」

安堵から一転、恐怖の低血糖。再入院へ

年明け早々、ドロンの様子が急変します。1月4日、午前中に病院へいきました。

前日の夜嘔吐し、朝もご飯を食べず、元気もなく、息が荒い。

急いで病院へ。血糖値が45。低血糖状態でした。

口から糖を入れて、吐き気止めの処置もしてもらい、家に帰りました。

しかし、その後も元気はなく、急に様子がおかしくなりました。(口を開けたままはぁはぁしては辛そうに鳴いていました。)その姿は今も目に焼き付いています。

病院に電話すると連れてくるように言われ、すぐに病院へ。

夕方様子を見に行くと、糖を点滴で入れている状態でした。先生から「低血糖なので1日預かり、様子を見てからインスリンの量を決めたい」と言われ、そのまま入院。

初めてのことで何が何だか分からないまま「本当に死んでしまうのではないか」低血糖は怖いものだと体感したのでした。

病気になる1年前。穏やかそうに寝るドロン
病気になる1年前穏やかそうに寝るドロン

正直、病院での処置後の体調悪化だったので、不信感も少し抱いてしまいました。

診察時間外でもすぐに対応してもらえたのはありがたかったですが、当然のように時間外料金はかかり…….。精神的にも金銭的にも辛い時期でした。

入院中の検査の推移(12/26〜12/29)

記録と参考のために。

検査項目(基準値)12/26(PM)12/27(AM)12/27(PM)12/28(AM)12/28(PM)12/29(AM)
ヘマトクリット値(30~45)323235404240
総蛋白(5.7~7.8)9.48.48.28.28.28
血糖値(71~148)337414253247237502
肝数値【GPT】(22~84)413396326
総ビリルビン(~0.4)0.70.30.60.40.2
尿素窒素(17.6~32.8)56.531.223.252.6
クレアチニン(0.80~1.80)1.341.651.99
リン(2.6~6.0)0.51.91.31.72.73.8
ナトリウム(147~156)148139143142143140
カリウム(3.4~4.6)2.12.72.632.63.4
クロール(107~120)1039595969997

次回は再入院、退院後も血糖値が安定しない糖尿病の難しさの話です。

〜この他のドロンの糖尿病きろく〜

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