我が家では毎朝、目覚まし時計のようにほぼ同じ時間にレオンの「鳴き声アラーム」が鳴り響きます。「時計が読めるの?」「一体何を察知しているの?」と、その正確さにはいつも驚かされます。
一方のドロンはというと、誰かが起きてきて「ご飯をくれそうな音」がするまで静かに待つスタイル。徹底した省エネタイプです。
今回は、そんな猫の本能的な習性と、同じ兄弟でも全く違う「朝のルーティン」についてのお話です。
「薄明薄暮性」:薄暗い時に活発になる野生のなごり
本当に、毎日ほぼ同じ時間に起こしに来るんですよね。
たまに30分くらい早い時があって、そうなると人間側は正直「勘弁して……」となります。変な時間に目が覚めてしまうと、気持ちよく起きられないんですよね。
では、なぜ彼らは朝早くにスイッチが入るのでしょうか。 猫は「夜行性」と思われがちですが、実は「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」といって、明け方と夕暮れ時の薄暗い時間帯に最も活発になる性質を持っています。
だからこそ、朝日が昇る気配を感じると本能が目覚め、飼い主を呼びに来るというわけです。
しかし、ドロンは起こしに来ることはありません。起きているけれど、その場でじっと待っています。これは彼らなりの「役割分担」なのかもしれません。

また、レオンは夜は夜で、誰もいない2階で鳴き叫ぶことがあります。あまりにも毎日賑やかなので、念のため甲状腺ホルモン検査も受けてみましたが、結果は正常値。病気ではなく、これもまた夕暮れ時にテンションが上がる「野生のエネルギー発散」の一種なのでしょう
「猫が時間を知る手がかりは、飼い主の『ルーティン』」
さすがに時計は読めないはずですが、驚くほど正確に時間を把握しているように感じます。彼らは一体、何から時間を感じ取っているのでしょうか。
・光の変化: わずかな日の光で朝を察知する(人間と同じですね)。
・周囲の音: 外の環境音や、家の中で飼い主が寝返りを打つ音などから「朝が始まっ た」と判断する。
・空腹感: 「お腹が空いた=朝でしょ!」という、一番シンプルで強力な理由。
さらに、猫は「飼い主のルーティン」を驚くほどよく見ているそうです。 毎朝同じ時間に起き、同じ行動を繰り返していれば、猫はそれを完璧に記憶して独自の「体内時計」を作り上げていくのだとか。
毎日の彼らを見ていると、「本当にその通りだな」と実感します。 というのも、我が家のレオンのアラームは完全に「私専用」なんです。
朝、私以外の別の人が先に起きて1階で動いていても、レオンはわざわざ2階へやってきて私を起こします。さらに面白いのは、ご飯をもらった後でも、わざわざ私の様子を見に2階へ戻ってくる徹底ぶりです。
同じ屋根の下にいても、猫たちは相手をよく見て、誰に甘え、誰に要求し、誰をスルーするのか、人を見て使い分けているようです。

レオンにとって「私が起きて、初めて1日が始まる」という私独自のルーティンを、自分の体内時計の絶対的なルールとして組み込んでいるのかもしれません。
つまり、愛猫が正確な時間に起こしに来るということは、私が規則正しく生活している証拠とも言えるかも….
たまに私がイレギュラーな時間に出かけようとすると、猫たちがそわそわして落ち着きがなくなることがあります。いつもと違う「時間の流れ」を察知して、少し不安を感じているのかもしれません。
ちなみにレオンには謎のルーティーンがあります。夜家族でご飯を食べる時に、必ず自分のご飯を食べる場所で待っていて「私にもご飯を下さい」と直前まで寝ていたはずなのに、起きてきて要求します。

兄弟猫の絶妙な「シフト制」
2人の様子を見ていると、まるで交代制のシフトを組んでいるかのように、起きている時間が絶妙にズレていることに気づきます。
野生の見張り役としての本能なのか。それとも、彼らなりの秘密のルールがあるのか。 あえて時間をずらすことで、「飼い主の愛情や注目を独り占めできる時間」をそれぞれが確保しているようにも見えます。
例えば、我が家の今のルーティンはこんな感じです。
- 早朝: レオンが「呼び出し担当」として私を起こしに来る。
- 朝食後: ドロンは即座に二度寝。その間、レオンは私に甘える。
- その後: レオンが寝る頃にドロンが起きてきて、「お手入れして」とねだる。
もしかしたら、体の弱いドロンを気遣って、レオンが代表して呼びに来ている……なんてこともあるのかもしれません。
意識して役割を分けているのか、その正確な理由は猫のみぞ知るところですが、この絶妙な「ズレ」こそが、我が家の平和な日常を作っている気がします。


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