インスリン変更(後編)〜みるみる元気に!ドロンが走り回る喜びを取り戻すまで〜

糖尿病のこと

前回はインスリン変更の決断をするまでのお話でした。今回は、変更後の試行錯誤の記録です。 ずっと「老猫だから、病気だから」と諦めていたドロンの姿が、インスリンを変えたことで劇的に変わりました。「お喋り」をして、「走り回る」ようになったドロン。 その元気を取り戻すまでを振り返ります。

※この記事は我が家の体験談であり、実際の治療法は必ずかかりつけの獣医師の指示に従ってください。

インスリン変更を決断 ランタス→レベミル

変更当日は血糖値の曲線を取るために、半日入院を2日間しました。変更後のインスリンはレベミルです。10倍希釈することでドロンにあった投与量を微調整していきます。

<ドロンの半日入院での血糖値の検査結果>

9:0011:0013:0016:0018:00
1日目 4603931303836
2日目 592584488404556

初めて新しく変更したインスリンを投与した日は、16時以降に血糖値がかなり下がってしまいました。そのため夜のインスリンは少量から始めることになりました。

2日目は前日の夜のインスリンと同量を投与し、また半日入院しました。その日は半日通して高血糖を維持している状態でしたが、まずはこの量で固定し、2週間様子を見ることになりました。

インスリンと注射器

増量してもなかなか下がらない、苦しい調整期

しかし、1週間様子を見たところで尿の量も多いし、ご飯を食べなくなり体調が悪くなったので、病院へ行き検査をした結果、血糖値はかなりの高血糖。吐き気止めと点滴の処置を受けました。

その日からインスリンの量を少し増やして2週間様子を見ることになりました。これが1回目の増量です。

その後、尿の量は少し減ったかな?ぐらいで、食欲がない日もありました。前より体調は良さそうでしたが、食欲があるとまでは言えない状態が続きました。

2週間が経ち、検査のために病院へ。

<1回目の増量後 ドロンの検査結果>

血糖値  600越え 

糖化アルブミン 62.3 

高血糖を維持し、糖化アルブミンの数値も当然高いままと良くない結果でした。吐き気止めと点滴、食欲増進剤も投与してもらい、先生から「数値が高すぎるため、インスリンを初日と同じ量に増やしたほうが良い」という提案を受けました。

ただ、「ご飯を食べない日もあり、初日に低血糖になったこともあるので・・・」と不安を伝え、先生の提案より少し少なめの量で1度様子を見ることになりました。これで2度目の増量です。

3週間経過観察をしましたが、体調には劇的な変化は見られず、再度検査をするために病院へ。

<2回目の増量後 ドロンの検査結果>

血糖値  498

糖化アルブミン値 51

「高血糖を維持しているため、もう少しインスリンの量を増やした方がいい、最初投与した量で低血糖になったことはあるが、現状ほんの少しあげたぐらいでは変化がなさそうなので、それよりもう少しあげて様子をみたい。」と提案されました。3回目の増量です。

甘え中のドロン

「お喋り」して「走り回る」ようになった日

3回目の増量を行ってから、ドロンの様子が劇的に変わりました。食欲が増し、家の中を走るようにもなり、よくしゃべるようにもなりました。体調は目に見えてよさそう。この量が合っているのかも。

3回目の増量後 ドロンの検査結果>

血糖値  117

糖化アルブミン値 30.9

数値も大幅に改善していました。もしかしたら、以前のインスリンでは低血糖ぎみの状態が結構あったのかも知れません。ほとんど動かず、寝てばかりいました。ドロンは元々おとなしいし、もう老猫だし、糖尿病だし、腎臓病なので、そういう状態なのは仕方がないのかなと考えていました。

しかし、トイレハイになって走って爪を元気よく研いでいる今の姿を見ると、インスリンの量が合っておらず、体がだるくて動くのもしんどいなっていう状態だったんだなと…

「おとなしいんじゃなくて、しんどかったんだね。気づいてあげられなくてごめんね」

数値よりも何よりも、その姿こそがドロンの「正解」を教えてくれました。

先生との話し合いでは、2週間の平均値を示す糖化アルブミンの数値は範囲外で高いが、ピンポイントの血糖値が低すぎるので、インスリンの量を増やすのは危険とのこと。
今後のインスリンはそのままの量を維持することになりました。

インスリンが安定して効いてきてまったりするドロン

それでも続く、数値のちぐはぐ

さらに3週間後、そして1ヶ月後と定期検査を続けました。

ピンポイントの血糖値は安定しているものの、糖化アルブミンの数値は許容範囲内ですがやや高めの数値を維持しており、数値の上では少し不一致が見られ、先生も首を傾げていました。

<ドロンの検査まとめ>(※毎回、朝のインスリン投与から約8時間後に測定)

期間血糖値糖化アルブミン
約3週間8828.3
約1ヶ月10129.8

ピンポイントの血糖値が中間値で安定しているため、これ以上増やすと低血糖リスクが高まると言われました。

たまに尿が多い日もあると伝えましたが、「現時点で血糖値が中間値なので、これ以上インスリンの量を増やして低血糖になるよりは現状維持が無難」という結論になり、インスリンの量はこのまま継続して、次の検査は3ヶ月後になりました。

動き回るようになったドロン

以前使用していたインスリンの量を減らした時期は、血糖値も高く、2週間の平均値も高かった。その時の値とあまり変わらず、完全にスッキリ解決とは言えないのかもしれません。

先生も首を傾げる数値の矛盾ですが、目の前のドロンが走っている。その事実を信じてこの治療を続けていくことにしました。

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