市販品を諦めて自作した猫トイレ。「たっしょん」と壁掻き問題を解決するまで

糖尿病のこと

我が家では現在、市販の猫用トイレを使用していません。その理由は、猫達の悩みを解決できる市販品が見つからなかったからです。

今回は、現在使用している「自作の大型トイレ」の作り方と、実際の使い勝手についてお話しします。

市販品を諦め、たどり着いた我が家の「自作トイレ」

以前は、カバー付きトイレやシステムトイレなど、一般的に売られている猫用トイレを使用していました。しかし、我が家の猫のトイレ事情がきっかけで見直すことにしました。

ドロンは、用を足しているうちに徐々にお尻が上がっていく、いわゆる「たっしょん」の癖がありました。そのため、市販のトイレの壁では外に尿が漏れてしまうのが悩みでした。

一方、レオンは、砂ではなくトイレの壁を執拗に掻く行動を見せていました。これは、トイレのサイズや環境に不満があるサインでした。

この2匹のトイレ事情をクリアできる高さがあって、広いトイレを探しましたが、日本の住宅事情に合わせた市販品は小ぶりなものが多く、海外製の大型トイレは選択肢が少ない上に高価で、なかなか手が出しづらいのが現実でした。

結局我が家がたどりついたのは、ホームセンターで購入できる「ガレージ・ベランダコンテナ(70L)」と「衣装ケース」を加工して、彼らの好みをクリアする自作大型トイレでした。

使用した材料・道具

材料・道具購入場所価格目安(税込み)
ガレージ・ベランダ用コンテナ70Lホームセンター2,189円
プラダン(養生用)ホームセンター約200円
プラスチックのこぎり100均330円
PPシート100均110円
養生テープ100均110円
滑り止めシート100均110円
固定テープ100均110円
総額3,159円

コンテナは蓋付きで幅62×奥44×高49cm(内径 幅53×奥36)のモノを購入しました。蓋を外して使用すると、高さは35㎝になります。このサイズは、ほぼ海外製の猫用トイレと同じ大きさです。

我が家は近所のホームセンターで購入しましたが、同じものが楽天市場にもあったので載せておきます。(通販の場合は別途送料がかかるので注意してください)

もう一つは衣装ケースです。以前にホームセンターで購入し、使わなくなった衣装ケースの再利用です。幅39×奥70×高19cm。こちらは長さがあるので中で歩ける距離を確保できます。

コンテナの選びの注意点

コンテナはさまざまな種類や大きさで販売されていますが、外寸と内寸でだいぶ違いがあるため注意が必要です。上部の蓋が大きくても、下に向かってだんだん絞られている形状のため外寸よりも底が狭くなってしまう場合もあります。購入前に内寸をしっかり確認することをおすすめします。

また、コンテナは強度を保つために壁や底が凸凹になっていますが、フラットになっているコンテナを見つけました。しかし、残念ながら我が家の猫には少し小さめだったため見送りました。愛猫のサイズによっては使えるかもしれませんので、参考のために一応載せておきます。

コンテナの入り口を猫が入りやすいようにカット

まずは、コンテナに入り口を作ります。一般的な猫用トイレの入り口の高さや幅に合わせて、プラスチックのこぎりでU字にくり抜きました。入り口の高さは市販品の高さに合わせて15㎝にしました。

入り口の位置や高さを、トイレを置く場所や猫の足腰に合わせて自由にカスタマイズできるのが自作の強みです。

最初は少し大変ですが、のこぎりのコツをつかめば意外と簡単に切れます。加工する際は、手を切らないようにくれぐれも注意してください。

入り口の横は、猫の皮膚や肉球を傷つけないために切り口をヤスリで削りました。さらに保護のため、養生テープをはり、入り口の下の部分は、もともと切り落とした丈夫な上部パーツを強固な固定テープで貼り付けて補強しました。

テープはわかりやすく黄色にしていますが、コンテナと同じ色のほうが綺麗に見えます。

お尻を高く上げる「たっしょん」対策で高さをプラス

次に、「たっしょん」対策のための高さの加工です。

たっしょんは低い姿勢で始まりますが、用を足しているうちに、だんだんとお尻が上がっていく状態です。そのため、最初から高い壁を用意しておかないと、市販のトイレでは外に飛び散ってしまうのです。

コンテナ、衣装ケース両方に高さを足していきます。

コンテナ本体の高さは35㎝ですが、砂を入れると実際の壁が低くなり、ギリギリのラインで外に尿が出てしまう場合があります。そのためプラダンを使ってさらに20㎝増しました。
しかし、実際に使用すると少し掃除がしにくく、高さが40~45㎝もあれば漏れることはなさそうなので、こちらは5~10㎝でもよさそうです。
衣装ケースの場合は高さが19㎝しかないため、20㎝増しています。

プラダンは、ホームセンターで売っている養生用のもの(約幅90㎝×奥行180㎝で約200円)を使用しています。1周が約180㎝なので、入り口を除いて周りをちょうどぐるりと囲むことができます。
安価なので、汚れが気になったら気兼ねなく交換できます。


※写真ではプラダンを間違えて切ってしまったのでテープで留めています。

少し曲がっていますが、許容範囲ということで

コンテナの底にもひと工夫

コンテナの底にも工夫が必要です。コンテナの底には下の写真のように凸凹があります。

段差の解消: 凸凹の段差を埋めるため、PPシートの下に滑り止めシートを敷いて高さを調整し、できるだけフラットにします。

砂落ち対策: 側面の段差に合わせてPPシートを切ますが、隙間から下に砂が落ちる可能性もあります。気になる場合は、防水テープなどで端を固定して隙間を塞いでしまえば、砂が落ちることはありません。我が家は多少砂が落ちても気にせず使用しています。

定期的な大掃除の際にこのPPシートごと交換すれば、尿の塊がこびりつくこともなく、コンテナ本体の底が傷つくことも防げます。

これで猫が気に入るであろう自作トイレが完成しました。製作時間ですが、作業自体はそこまで難しくはないので、1時間もかからず作れました。

砂はライオンのニオイをとる砂 5Lを2袋入れています。

トイレの横に少し写っているのはSharkの充電式 ハンディクリーナー で、散らかる砂を掃除しています。もう5年使っています。フィルター交換もできますし、気になったらささっと掃除できるので便利です。

連続使用時間が12分と短いので、長い時間使用する可能性もある場合も考えて、我が家は下のリチウムイオンバッテリーが2つ付いたタイプを購入して使っています。

自作トイレに変更後の猫たちの変化

コンテナトイレに変更してから狭いトイレに不満だったレオンの壁かきサインは消え、砂をかいてくれるようになりました。

ドロンのたっしょんはトイレが広くなって満足したのか、お尻を上げる癖自体が治まりました。

これで一安心、と思っていたのですが、今度はレオンがお尻を上げて尿をするようになったのです。まだトイレに不満があるのかと考えましたが、砂はしっかりかいてくれています。

高齢になって足腰が弱ってきて、たっしょんをする猫もいるそうですが、レオンは、70㎝の高さにも上りますし、キャットタワーも階段も駆け上るほど比較的足腰はしっかりしています。

しかし、17歳という年齢を考えると、人間には見えにくい関節の違和感や、腎臓病による感覚の変化など、何らかの理由が隠れているのかもしれません。

ついに出た国内メーカーで手頃な大型トイレ

今自作トイレを使い始めて3年、あの無印良品から大型の[ハウスにもなる猫用トイレ・税込3,990円] が発売されました。サイズは幅42×奥行58×高さ41cmです。

国内メーカーの手頃な製品としては非常に魅力的で、何と言っても高さが41cmあるのは、「たっしょん」対策として優秀です。

購入しようか悩みましたが、この商品には蓋が付いています。我が家の場合は蓋を必要としないため、今後もしパーツの別売りなどが選べるようになり、もう少し価格が安くなれば、購入に踏み切ろうと考えています。

今のところ自作トイレで砂もかいてくれていますし、二匹とも気に入ってくれていると感じてはいるので、それまでは引き続き自作で対処していくつもりです。
自分が工夫して作ったトイレを愛猫が使ってくれている姿を見ると、自己満足ですが、作った甲斐があったなと感じています。

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