これまでの話は、[第1回]での糖尿病の診断と緊急入院、[第2回]でまさかの再入院、そして[第3回]でようやくドロンに合うインスリンの量が見つかり、血糖値が安定するまでの日々を綴ってきました。
今回は、私が後悔している「ドロンが発していたはずのサイン」についてお話しします。
※この記事は我が家の体験談であり、実際の治療法は必ずかかりつけの獣医師の指示に従ってください。
「食べているから大丈夫」という思い込みの落とし穴
当時は、ご飯も普通に食べているし、水もよく飲んでいる。それに、いつもと変わらずに動いている。だから健康だと思っていました。
そして、たくさん飲んでいるので、尿の量も増える。それは当然のことだと思っていました。
ご飯の量は1日分を量ってあげていましたが、水と尿の量を管理していませんでした。糖尿病になって初めて、猫にとってそれがどれほど重要なことかを知りました。
「いつもと違う」に気づけなかったこと
当時のことを振り返ってみると、器の水の減り方も、トイレの塊の大きさも、明らかにいつもと違っていたはずです。
飲み水の変化
我が家はドライフード派で、小さい頃からウェットフードを与えていなかったせいか、老猫になった今でもドロンはウェットフードがあまり好みではありません。
フードから水分があまりとれないので、「水をたくさん飲むことは良いことだ」と思い込んでいました。
気づくと器の水が空っぽになっていて、「あ、今日はいっぱい飲んだんだな」と補充する日々。
しかし、そこには大きな落とし穴がありました。
水をたくさん飲んでいた姿は、実はドロンからのサインでした。当時の私は、それに気づくことができませんでした。

トイレの変化
トイレを掃除すれば、今まで見たこともないような大きな尿の塊があって驚くけれど、「これだけ水を飲んでいるんだから、そりゃ尿も多くなるよね」と、自分の中で勝手に納得してしまっていたんです。
当時のドロンのトイレを掃除した時の感触は今でも覚えています。我が家ではベントナイト(固まる砂)を使用していますが、壁や底まで砂がこびりつき、半日経って掃除をする頃にはスコップで持ち上がらないほどの塊になっていました。
その変化こそが、今思えば、ドロンからのSOSだったのに、それに気づいてあげられなかった……。
大事なのは『基準を超えているかどうか』ではなく、『いつもと比べて増えているかどうか』だったんだと、今は痛感しています。
今、気をつけていること
以前は、水量や尿量の管理はもちろん、健康診断すら受けていませんでした。「もし受けていれば予防ができたか、もっと早期に発見できていたかもしれない」と後悔しています。
当時はご飯を食べる元気があるから大丈夫だと勝手に思いこんでいました。その思い込みこそがドロンを緊急入院まで追い込んでしまった原因の一つだと今は思っています。
もうあんな思いはさせたくないので、今は水と尿、それぞれの管理方法を工夫しています。
<現在、我が家でやっている飲水量の管理方法>
猫は水が少しでも汚れると飲まなくなるため、頻繁に水を替えてあげたい。でもそのたびに量るのは大変です。ましてや我が家のような2匹飼いだと、正確に「どっちが飲んだか」を把握するのは至難の業です。
試行錯誤の結果、現在は「50mlずつのメモリ付きの器(セリアの調理ボウル 12.8cm)」を活用しています。 最初に入れる量を決めておけば、パッと見て「だいたいこれくらい減ったな」と把握できるようになりました。


✦我が家で使用している水飲みグッズ
購入店: セリア(Seria)
商品名: 調理ボウル 12.8cm / ブックスタンド U型
<現在、我が家でやっている尿量の管理方法>
尿の方も、日々の変化を見逃さないよう工夫しています。1日の平均的な尿の量を目安に、未使用のベントナイトで「いつもの塊」の見本を作って保管しておき、実際の尿の大きさと見比べるようにしています。
お掃除用の粘着ローラー(コロコロ)と並べてみると、大きさの違いがひと目でわかります。
見本よりも明らかに大きい時は、注意して様子を見るようにしています。

次回は気になる入院時の費用の話です。
〜この他のドロンの糖尿病きろく〜


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